2015/12/31

ハワイ留学記

2015年もあと1日に迫った今日。
なぜこのタイミングで?と自分でもツッコミたくなる感もありますが、
筆者にとって初の海外レースを3年越しにレポートしてみます。

<ホノルルトライアスロン出場のきっかけは臨床留学>
当時まだ医学部6年生の筆者は、ハワイ大学医学部の内科研修プログラム(Extern)で1ヶ月間ホノルルに滞在することとなりました。前年の年末にこの留学プログラムの存在を知り、推薦書やCV(履歴書)等を準備して、ハワイ大学の職員とビデオオンライン面接を経て、プログラムに採用となりました。しかも諸費用は全て大学にご負担いただけるという有り難い御支援。

ハワイ留学が決まれば、さっそく参加可能なトライアスロン大会をサーチ。5月開催のホノルルトライアスロンに狙いを決めました。

留学期間も4月、5月、6月から自分で好きな期間を選べたため、これはもう5月にする他ありません。そしてホノルルトライアスロンにもエントリー。

5週間滞在の内、後半4週間は病院近くのアパート住まい。
初めの1週間の滞在先は、自分で探さなければなりませんでした。

ハワイに行ったこともない筆者が滞在先探しに苦戦していると、金沢の知人(アメリカ人)にホームステイ先を紹介いただきました。するとそのホストファミリーは、なんとトライアスリート!ハワイのトライアスロンチームのコーチをされていました!

本当に不思議な出会いとはあるものです。
ハワイへ渡航してから、コーチのもとでトライアスロン生活にドップリ浸かりました。毎日ハワイの海でスイムとラン練、週末はバイク練もプラス。贅沢なトレーニング生活が続きました。


<ハワイでの生活>
本業の臨床留学については、アメリカ人の研修医と同様に働きます。米国では、研修医の権利がきちんと守られていて、連続勤務時間等にも厳しい制限があるため、シフトがきっちり決められています。3、4日に1度はオンコールがありますが、その他は17時に仕事を切り上げられます。その分、朝は4 or 5時から病棟回診などするため、かなりの朝型の生活となります。

そうすると、筆者のハワイでの生活は、以下のように。
4時に起床し、すぐに病棟回診、回診が終われば6時頃に朝食。
その後ICU round等のカンファレンスが目白押し。
当然ここでは担当患者さんのプレゼンを英語で行ないます。


カンファレンスで決まった治療方針にしたがって、
指示の出し直しや処置などをして業務終了。
順調にいけば、これでだいたい17時までに終了します。

17時過ぎには、コーチが病院まで迎えに来てくれるので、
アラモアナビーチに移動。
そこでチームメンバーの皆さんと合流し、ストレッチ、スイム、ランとメニューをこなします。

全てのトレーニングを終えて帰宅すると21時。
その後少し勉強して就寝。
また次の早朝から病棟回診が始まります。

<ホノルルトライアスロン本番>
前日の選手受付や競技説明は、オンコールのため行けず、コーチがかわりに手続きをしてきてくれました。
当日は朝早くから会場入り。バイクの設置やペインティングをしてスタートを待ちます。



スタートの合図とともにチームメイトは皆、前の集団に上がって行きました。筆者は自分のペースを崩さないように後ろの方の集団で息を整えます。

途中、他の選手に蹴られたり、足を摑まれたりと、苦戦しながら、スイム終了。
この時点で31:17。

バイクでは、風が強く、思うように速度が上がらない。特に空港の周辺は猛烈な風でした。DHバーもつけていないので、他の選手に追い抜かされるばかり。なんとかバイク終了で1:12:00。

ランは、気持ち良く走れました。チームメイトやその家族の声援を受けてペースもあがります。最後のマジックアイランド内では猛ダッシュで何人かを抜き返し、ゴール。
ランは42:33。

トータルで2:29:34、年代別で14位でした。


コーチは入賞。彼はこの年、アイアンマンも完走しました。
医学臨床もトライアスロンも充実したハワイ生活でした。

ホノルルトライアスロン2016への参加を目指したいと思います。

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